時代を超えるフィンランドデザイン カイ・フランク展 2026 4.25SAT-6.14SAT 大分県立美術館

右下:アラビア製陶所でのカイ・フランク 1953年 Photo: Pietinen ©Architecture & Design Museum Helsinki
作品切り抜き:カイ・フランク《1610》カラフェ 1954年、《キマラ(カクテル)/2744》タンブラー 1953年 ヌータヤルヴィ・ガラス製作所 撮影:鈴木陽介

NEWS

  • 2026.02.20公式サイトをオープンしました。

Exhibition
Overview展示概要

フィンランドを代表するデザイナー、カイ・フランク(1911–1989)。人々の暮らしに寄り添い、社会的な課題を解決するデザインを目指したフランクは、「フィンランド・デザインの良心」と呼ばれています。徹底した機能性とシンプルな美しさを追求したフランクは、ガラス器の「カルティオ」や陶器の「キルタ」、後継の「ティーマ」などを生み出し、それまでのデザインのあり方を一新しました。そのデザイン哲学は今日まで長く採用されています。
本展はヘルシンキ建築&デザイン・ミュージアムのコレクションを中心に、ガラス器、陶磁器などの代表作、ファブリック、スケッチ、写真や映像250点以上を展示。初期から晩年までの作品と仕事の全貌を明らかにします。また日本の文化に惹かれ、3回の来日を果たしたフランクの足跡や、彼に影響を受けた後のデザイナーの作品も紹介します。時代を超えて今なお愛されるカイ・フランクの作品と、彼のデザインを支える思想に迫る大回顧展です。

OUTLINE開催概要

OITA大分会場

会期: 4月25日(土)~6月14日(日) ※休展日なし
会場: 大分県立美術館 1階 展示室A
開館時間: 10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
主催: 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館、ヘルシンキ建築&デザイン・ミュージアム、朝日新聞社
共催: TOSテレビ大分、大分合同新聞社
協賛: NISSHA
特別協力: IITTALA
後援: フィンランド大使館、大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、毎日新聞社、NHK大分放送局、エフエム大分、NOAS FM
会場
Webサイト:
大分県立美術館(OPAM)

巡回情報

IWAMI
石見会場
6月27日(土)~9月6日(日)
島根県立石見美術館
KYOTO
京都会場
11月3日(火・祝)~12月20日(日)(予定)
美術館「えき」KYOTO
TOKYO
東京会場
2027年1月16日(土)~3月22日(月)
東京オペラシティ アートギャラリー

ABOUT KAJ FRANCK

カイ・フランクについて

フランクは、1911年11月9日にフィンランド大公国ヴィープリ(現ロシア)に生まれました。ヘルシンキ美術中央工芸学校(現アアルト大学)の家具デザイン科を卒業した後、複数の会社でインテリアやテキスタイルのデザインに携わりました。
その後、イッタラ・ガラス製作所やアラビア製陶所、ヌータヤルヴィ・ガラス製作所といったフィンランドを代表するデザインメーカーでデザイナーを務めました。
アラビア製陶所では、機能性と汎用性を備えた革新的なシリーズである陶器の「キルタ」と、その後継の「ティーマ」を、ヌータヤルヴィ・ガラス製作所では、球体、円錐、円柱といった幾何学的な基本形の普遍性を追求したガラス器の「カルティオ」をデザインし、世界的に高く評価されています。
また、ヘルシンキ美術工芸学校(現アアルト大学)でアート・ディレクターを務め教育活動を主導するなど、世界各地で後進の指導と育成にも尽力しました。
没後、1992年には彼の哲学を受け継ぐフィンランドのデザイナーに授与されるカイ・フランク・デザイン賞が設立されました。

ヌータヤルヴィ・ガラス製作所で《ルータナ(ヨーロッパブナ)》を制作中のカイ・フランク(右)と吹きガラス職人のヤーコ・ニエミ 1954年 Photo: Göran Ahlgård ©Architecture & Design Museum Helsinki

カイ・フランク(右)とアラビア製陶所のデザイナー(ウッラ・プロコペ、サーラ・ホペア、カーリナ・アホ) 1954年 Photo: Pietinen ©Architecture & Design Museum Helsinki

アテネウム(ヘルシンキ応用美術大学、現アアルト大学)で教えるカイ・フランク 1977年 ©Architecture & Design Museum Helsinki

HIGHLIGHTS見どころ

01

カイ・フランクのデザイン哲学

機能主義に基づくシンプルでそぎ落とされたデザインや幾何学的形態を追求し、安価でありながら良質な製品を多くの人に届けるというフランクのデザイン哲学を、250点以上の作品を通じてご覧いただきます。

左:カイ・フランク 《クレムリン ケッロット(クレムリンの鐘)/KF500》 カラフェ 1957年 ヌータヤルヴィ・ガラス製作所 Photo: Johnny Korkman ©Architecture & Design Museum Helsinki
中央:カイ・フランク 《キマラ(カクテル)/2744》 タンブラー 1953年、《トイヴェ(希望)》 パッケージ 1955年 ヌータヤルヴィ・ガラス製作所 Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki
右:カイ・フランク 《1621》(左)1955年、《1610》(右)1954年 カラフェ ヌータヤルヴィ・ガラス製作所 Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki

02

代表作《キルタ》

フランクが手がけた代表的なテーブルウェアシリーズであり、フィンランド・デザインの到達点のひとつとされている《キルタ》と、その後継のシリーズである《ティーマ》を、インスタレーションを交えて展示します。

カイ・フランク 《キルタ(ギルド)》シリーズ 1953年 アラビア製陶所 Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki

03

多彩なアートガラス

フランクは、シンプルで機能的なガラス製品をデザインしていた一方で、芸術作品としてのアートガラスも数多く生み出しました。フランクがガラス職人らと共に技法を開発して制作したこれらの作品は、ガラスの造形に新しい表現をもたらしました。

カイ・フランク ボウル 1970年頃 ヌータヤルヴィ・ガラス製作所 Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki

カイ・フランク 《KF486》 ゴブレット 1969年 ヌータヤルヴィ・ガラス製作所 Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki

04

初期の作品

機能的でミニマルなデザインで知られるフランクですが、さまざまなデザインの分野で短期の仕事を重ねていた20代から30代にかけては、具象的でおとぎ話のようなロマンチックな要素を含む作品を制作していました。あまり知られていない、初期の木製玩具やプリント生地などの仕事も紹介します。

カイ・フランク 《プトゥキノトコ(セリ草の谷間)》[複製] プリント生地 1948年(オリジナル) アルテック Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki

カイ・フランク 《テュット(女の子)》(左)、《ポイカ(男の子)》(中央)、《シルクスティレヒトーリ(サーカス座長)》(右) 木製人形 1945年 ©Architecture & Design Museum Helsinki

05

カイ・フランクと日本の関わり

フランクは、1956年の来日を皮切りに三度の来日を果たしました。本展の開催に際して新たに公開された来日時資料をもとに、従来の研究からさらに踏み込んで、日本でのフランクの足跡をたどります。また、禅の文化や日本の伝統工芸のデザインの影響が見られる作品を、日本の工芸家たちの作品とともに紹介します。

カイ・フランク 《KF1》 サービングプレート 1957年 アラビア製陶所 Photo: Rauno Träskelin ©Architecture & Design Museum Helsinki

来日中のカイ・フランク 1956年 ©Architecture & Design Museum Helsinki

GOODSグッズ・図録

撮影:山本倫子

カイ・フランク展記念アイテム「カルティオ タンブラー
スペシャルパッケージ入り 4個セット」

8,500円(税込)※数量限定
カラー:クリア、リネン、パイングリーン、カルーナ

イッタラとのコラボレーションにより制作されたカイ・フランク展記念アイテムです。円筒形のスペシャルパッケージに、4色のタンブラーを積み重ねて収納することができます。
このパッケージは、カルティオの原型である「2744タンブラー」セットのギフトボックス(1955年発売)にインスパイアされて、今回の展覧会を機に日本で特別に再生産されたものです。重なり合うガラスの色彩の美しさを表現したカラフルなアートワークが特徴です。
カイ・フランクは当時のギフトボックスに、フィンランドの戦後復興への願いを込めて《トイヴェ(希望)》と名付けました。
タンブラーのカラーはクリア、リネン、パイングリーン、カルーナ。調和が美しく、日常に溶け込む4色です。

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サイズ 約φ80×H80mm
材質 無鉛ガラス
容量 約210ml
原産国 フィンランド
注意事項 小さな気泡、細かいキズやスジ、わずかな歪みなどが認められるものがありますが、品質には問題ございません。食洗機使用可。

撮影:山本倫子

カイ・フランク展記念アイテム「カルティオ カラフェ 950ml」

20,900円(税込)※数量限定
カラー:シーブルー

イッタラとのコラボレーションにより制作されたカイ・フランク展記念アイテムです。グラフィックデザイナー・大島依提亜さんが手がけたスペシャルパッケージ入り。
シーブルーは、カルティオの原型である1953年発売の「2744 タンブラー」のカラーバリエーションの1つを現代的に解釈した、復刻カラーです。
ガラス職人が一つ一つ息を吹き込んで作るマウスブロー技法で制作されており、底面には展覧会限定のボトムスタンプが刻印されています。
中央がくびれたデザインは、持ちやすさとフォルムの美しさを兼ね備え、カイ・フランクのデザインの特徴がよく表れています。ドリンクを提供するだけでなく、フラワーベースとしてのご使用もおすすめです。

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サイズ 約W105×D95×H220mm
材質 無鉛ガラス
容量 約950ml
原産国 フィンランド
注意事項 小さな気泡、細かいキズやスジ、わずかな歪みなどが認められるものがありますが、品質には問題ございません。

撮影:山本倫子

カイ・フランク展記念アイテム「ティーマ マグ 0.3L」

3,960円(税込)※数量限定
カラー:ヴィンテージブルー、リネン

イッタラとのコラボレーションにより制作されたカイ・フランク展記念アイテムです。グラフィックデザイナー・大島依提亜さんが手がけたスペシャルパッケージ入り。
深みのある美しいヴィンテージブルーと、ナチュラルで落ち着いたリネンの2色です。底面には、展覧会限定のボトムスタンプがプリントされています。
カイ・フランクのデザインらしく、丈夫で持ちやすく、耐久性と機能性に優れ、日常使いにぴったりなマグカップです。

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サイズ 約φ80×W110×H80mm
材質 磁器
容量 約280ml
原産国 タイ
注意事項 商品により、小さな黒点やへこみなどが認められるものがございますが、品質には問題ございません。食洗機、オーブン、電子レンジ使用可。

※ 各アイテムは数に限りがございます。会場で欠品または完売している可能性もありますのでご了承ください。